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「5G」による産業用ロボット制御の実証試験デモを行いました

2019年02月1日

対象者: 一 般

現在の携帯電話よりも高速・大容量の通信を実現する次世代(第5世代「5G」)移動通信システムに対する期待が高まっています。「5G」になると通信速度が格段に上がり、携帯電話と家電製品に代表されるような多接続性を可能にします。

また、自動運転や遠隔医療、製造業のオートメーション化といった大量データを必要とする分野も急速に発達が進みます。   本学は、株式会社国際電気通信基礎技術研究所、KDDI株式会社、株式会社デンソーと共同で、ファクトリーオートメーションで次世代移動通信システム「5G」を活用した産業用ロボット制御の実証試験を行っています。  

2019年1月29日(火)、戸畑キャンパスの実習工場にて、この実証試験のデモンストレーションを実施し、このデモンストレーションを「5G国際シンポジウム2019」の会場(東京・お台場)に向けて、4K品質で中継しました。   実習工場内に5Gのエリアを構築し、3次元計測センサの測定情報(大容量データ)を、他の設備から影響を受けずに伝送し、産業用ロボットを制御できるか、配置替え後に再教示せずにロボットが期待した動作をするかを検証しました。  

今回の実証試験で、産業用ロボットの制御を確認できたので、今後は、デンソー九州の工場に移設して、工場の環境下での実証を予定しています。      

大学院工学研究院 電気電子工学研究系 池永全志 教授  

大学院工学研究院 機械知能工学研究系 西田健 准教授  

大学院工学研究院 機械知能工学研究系 長田真太郎 特任准教授    

◇本実証試験は、NHK(福岡・北九州)で放送、日刊工業新聞に掲載されました。    

◇本実証試験の詳細はこちら(プレスリリース)