2019年5月17日(金)～19日(日)、戸畑キャンパスにおいて「こども環境学会2019年大会(九州)」を下記概要にて開催します。

【趣旨説明】

　 基調講演では、今、世界のさまざまな国でも取り上げられつつある「こどもにやさしいまちCFC(Child Friendly Cities)」という都市政策概念が、実際に、各国で具体的にどのように展開しているのかを、欧州やアジアの都市づくりの事例から学んでいきたいと考えています。

　 そのため、欧州からはイギリスのシェフィールド大学ご出身の都市計画家で、2016年からは、オランダ・アムステルダムを拠点に都市計画プランナーとして活躍されているハンナ・ライトさんにお越しいただき、2017年に、世界40か国のCFCに関連する都市デザインや都市政策について事例調査された報告書『Designing for Urban Childhoods都市の幼児期のためのデザイン』(ARUP:Cities Alive)をご紹介いただきます。今、欧州や世界で、どのようなCFCによるまちづくりが行われているのか、それぞれの国の事情でそれがどのように異なっているのか、お話を伺います。

　 また、アジアについては、中国からは、湖南省長沙在住の湖南大学副教授で同じく都市計画を専門に、中国における「こどもにやさしいまちCFC」研究・実践の第一人者である沈瑤(Shen Yao)チンヤオ先生においでいただきまして、CFCが中国において具体的にどのように取り組まれていているのかについてお話を伺います。

【学会概要】

　 こども環境学会は設立15周年を迎える公益社団法人であり、学問領域を超えて研究者や実践者が集い、こどもを取り巻く環境=こども環境について共に研究し、提言し、実践していくなかで、こどもたちの成育環境の向上を図りながら、学術的な総合科学『こども環境学』を確立し、よりよい成育環境を実現していくことを目的としています。
アイキャッチ画像を設定
　 今回、はじめて全国大会を九州(北九州市)で開催します。
テーマは、「こどもにやさしいまちの居場所」です。これからの地方創生、SDGs持続可能なまちづくりを進めるなかで、ひとつの方向として「こどもたちにとってやさしい都市環境とは」「都市政策とは」「市民活動とは」様々な視点により議論していきます。

  日　時 : 2019年5月17日(金)～19日(日) 
  場　所 : 九州工業大学 戸畑キャンパス 
  主　催 : 公益社団法人　こども環境学会
  共　催 : 北九州市、九州工業大学
  後　援 : 福岡県、北九州市教育委員会　ほか

  ◇参加申し込みはこちら(学会HP)

  ◇お問合せ・詳細はこちら(PDF)をご覧ください。