TOPICS一覧

『九州工業大学 × QTnet』 ローカル5Gを利用した実証事業を本格稼働!

2020年11月26日

『九州工業大学 × QTnet』ローカル5Gを利用した実証事業を本格稼働!


~多くの企業との連携を通し、未来思考キャンパスからの社会実装を目指す~


国立大学法人九州工業大学(本部:北九州市、学長:尾家祐二 以下 九州工業大学)と株式会社QTnet(本店:福岡市、代表取締役社長:岩﨑和人 以下QTnet)は、2020年3月に九州工業大学戸畑キャンパス内に構築したローカル5G(*1)環境を利用した実証事業を本格稼働させます。


ローカル5Gエリアは、同大学の掲げる“未来思考キャンパス構想”(*2)の一環として、学生が多く集まる図書館や大学生協、中央広場を中心に構築し、民間企業等と実証事業を進め、ローカル5Gを活用した社会課題の解決や新たなサービスの創出を目指しています。

この取り組みには九州工業大学の学生も積極的に参加することで、九州から未来を思考・創造できる人材を輩出するべく取り組んでおり、本日は九州工業大学戸畑キャンパスにおいて、以下の通り、ローカル5Gを活用した産学連携による実証事業やソリューションの紹介を行いました。

現在、九州工業大学とQTnetは、ローカル5G環境を活用した社会実装前の実証事業に取り組みたい企業を募っています。今後、多くの企業と連携を図り、様々なユースケースの創出に取り組んでまいります。


左より、 九州工業大学 尾家学長、総務省九州総合通信局 坂中局長、QTnet 岩﨑社長

左より、 九州工業大学 尾家学長、総務省九州総合通信局 坂中局長、QTnet 岩﨑社長


<今回紹介したローカル5G実証事業>


■視覚障がい者向け 道案内システム(連携:株式会社コンピュータサイエンス研究所)

■ローカル5Gによるスマートロボット(連携:九州工業大学 西田研究室)

■視覚障がい者向け 歩行支援システム(連携:九州工業大学 河野研究室)

■店舗等 食堂混雑状況検知システム(連携:QTnet)


また、2019年6月から未来思考キャンパス構想の一環として取り組んでおります“無人店舗 con-tech(コンテク)”でも、今後、通信回線をローカル5G化し、画像認識速度の向上など更なる快適性の追求を目指すこととしています。

これに先立ち、より多くの学生が利用できるよう、店舗面積を大幅に拡大するとともに販売商品の拡充、決済方法の追加などを行い本日リニューアルオープンいたしました。無人店舗についても、今後、本格的なビジネス化に向けた技術向上・サービス向上を進めていきます。


リニューアル前

リニューアル後(設計:株式会社SAITO)


QTnetは、2020年3月30日、総務省よりローカル5Gの商用利用が可能となる『無線局免許』を九州初(産学連携としては全国初)で受領しております。詳細は、2020.3.30のプレスリリースをご参照ください。
※詳細はこちら


*1 ローカル 5G:地域の企業や自治体等が、自らの建物や敷地内で柔軟に 5G(第 5 世代移動通信システム)ネットワークを構築し、利用可能とする無線システム。
*2 未来思考キャンパス構想:キャンパス内に最先端の「未来環境」を構築することで、学生や研究者が未来を身近に感じ、自由な発想で新たなアイディアを生み出すことを目指した取り組み。第一弾として昨年に無人店舗を戸畑キャンパス内に設置。