学部長挨拶

 

品格と創造性を兼ね備えた、世界で活躍する技術者・科学者へ!

 

工学部長/
大学院工学府長/
大学院工学研究院長
美藤 正樹

 

   九州工業大学工学部・大学院工学府は、本学の前身である明治専門学校が創立された北九州市戸畑区の地にその当時の雰囲気を残す形で存在します。一方、北九州市の玄関口であるJR小倉駅からの利便性に優れた都市型キャンパスという側面もあわせ持ちます。このように、1909年の開校当時に「緑の森の自治の丘」と謳われた緑豊かなキャンパスに、正門を始め、あちらこちらに歴史の面影を残し形で、新しい建物が配される美しいキャンパスが構成されています。このなかで、3,000名を超える学生諸君がグルーバルに活躍する技術者・科学者になるべく研鑽を積んでいます。

   工学部の6つの学科、大学院工学府博士前期課程の1専攻(9コース)、博士後期課程の1専攻では、「ものづくり」を基盤とした教育研究活動を行っています。そこでの教育理念は、日本の近代工業化のために有意な人材「技術に堪能なる士君子」を育成しようとした明治専門学校から受け継がれたものです。本学の卒業生の活躍は産業界で高く評価されており、今のような混沌とした社会だからこそ、本学の教育理念はその輝きを一層増していると言えます。学部・大学院の教育には、充実した数学・物理学の基礎科学教育がベースにあり、多様な社会変化に適応できる能力を養成するカリキュラムになっていると同時に、洗練された多くの専門教育が用意されています。また、学生が自主的に活動する、学生フォーミュラ、衛星開発プロジェクトなど多くの「ものづくり」プロジェクトが存在します。同窓会である「明専会」がこれらのプロジェクトを強力にサポートしてくださっています。また、明専会主催の就職支援セミナーでは、企業で活躍されている卒業生と本学学生との交流が行われており、そこで卒業生が「各業界での社会情勢、技術の最先端情報、技術者とはどのような職業か、技術者として学生時代にやっておかなければならないこと」などを後輩に伝えてくれています。このような卒業生との交流を通じて、学生諸君が高い問題意識を持ち、主体的に学ぶ姿勢につながり、さらにそれが卒業後の実社会での活躍に繋がって、結果的に本学学生の就職率の高さという形となって現れています。

   大学生・大学院生時代は、社会に船出して独り立ちする直前の時期であり、その後の人生の方向性を左右するとても大切な時期です。本学の素晴らしい教育研究環境のなかで成長して世界に羽ばたいていく国際的技術者・科学者の卵を工学部・大学院工学府は待っています。