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本学学生がJIA日韓合同学生ワークショップinゆふいん「風景とコミュニティのためのしなやかなデザイン」において最優秀賞を受賞しました

2017年09月19日

  平成29年9月18日(月)、日本文理大学の湯布院研修所にて開催されたJIA(日本建築家協会九州支部北福岡地域会)日韓合同学生ワークショップinゆふいんにおいて、競技設計テーマを「風景とコミュニティのためのしなやかなデザイン」と題し、熊本大分の地震で被害を受けた日本文理大学の湯布院研修所内の既存の施設群に対しての提案を行いました。

 改修設計では、湯布院地域が持つ豊かな自然地域と調和した風景を再生することと、現在、単体としてやや孤立している現状の施設群に対して、宿泊研修者や地域住民がより交流し易くなる居場所性を高めるための建築デザインのあり方を問うもので、この研修所を単に日本文理大学の施設としてだけでなく、豊かな地域のコミュニティーを醸成する場として再生することが求められました。

 本学学生の提案では、既存施設間に流れている水路に着目し、やや閉鎖的な各施設を水路に対して豊かな木製デッキ空間による中間領域をデザイン提案することで開放し、水路と施設との間に豊かな関係性を築くことに成功しました。また、この中間領域の提案により、人々の豊かなアクティビティーを誘発するコミュニティー再生という点でも優れた提案として高く評価されました。

 現状では目に見えていなかった水路と各施設間に存在する豊かな水と緑の空間軸を顕在化させることで、風景とコミュニティーの再生に成功しており、これを出題者であるJIA新人賞の松岡聡氏(松岡聡一級建築士事務所松岡聡田村祐希)、栗原健太郎氏(スタジオヴェロシティ一級建築士事務所)から高く評価され、松岡賞(最優秀賞2つの内の1つ)を受賞することができました。

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