2017年度(平成29年度)以前に入学された学生の学科紹介です。 2018年度(平成30年度)以降に入学された学生の学科紹介はコチラをご覧ください。
近年の科学技術の大きな進展によって自然現象の新たな解明が進み、自然との共生を考えた人間社会への応用技術の開発が求められています。機械工学コースでは、「ものづくり」の基礎として力学体系を中心とする機械工学全般を学び、機械技術者として工業技術の先端化の中心的役割を担えるようにすることを目的とした教育を行います。
次世代に向けて期待される新技術の開発、地球環境やエネルギー問題の解決のために宇宙空間や特殊環境に対応できる数々の要素技術と新規応用技術が必要となります。本コースでは宇宙開発に貢献すべき課題を最も多く残している機械工学の側面から、教育と研究を行い、先端工学への牽引的役割を目指します。
ロボット・自動車・工場設備など複雑なシステムを人間の望むとおりに動かす方法を追求する学問、それが制御工学です。制御的な物の見方を養うためには、幅広い基礎知識が必要ですので、機械・電気システムの基礎、コンピュータの制御系への応用なども学びます。50年におよぶ実績をもとに、世界の第一線で活躍するコントロールエンジニアを養成します。
建設社会工学科は建築学系、土木工学系よりなる建設工学に関する総合的な学科で、「建築学コース」「都市環境デザインコース」の2コースより構成されています。建築学コースでは、機能的で美しい建築・都市空間デザインの創造に必要な知識や技術が習得できます。都市環境デザインコースでは、安全で豊かさを実感できる都市や地域環境の創造に必要な知識や技術が修得できます。
「地球に優しく快適な社会を創る電気電子工学科」 電気電子工学科は次世代のエネルギー、電子素子、電子システム化技術に通じた技術者の育成によって、社会をより豊かなものとすることを教育の目的にしています。幅広い電気電子工学の分野を見渡せる基礎力と、自分の専門とする分野で活躍できるより高度な専門力を身につけるため、本学科では、電気工学コースと電子工学コースの2コースで構成され、一貫して基礎に重点をおいた教育を行っています。電気電子系の基礎科目の確実な習得を目指すために、1・2年生では、電気回路、電磁気学、電子回路などの講義科目と実験科目を組み合わせた実践的カリキュラムが準備されています。また、3年生からは電気工学と電子工学の2コースに分かれて各コース独自の科目が加わり、より専門的な学習を行います。この教育体系により、高い問題解決能力と幅広い視野を育み、世界の第一線で活躍する多くの卒業生を輩出しています。
現在のハイテクを支え、技術革新の基になるのは物質です。その物質を直接扱うのが化学であり、環境保全に もエネルギー確保にも化学技術が必要です。応用化学科では、物質の合成、分離、分析、工業的製造の手法に ついて学び、最先端の研究者、技術者を目指します。
マテリアル工学科では、合金や半導体、セラミックス、複合材料といったマテリアルを対象として、(1) 「もの」の性能を決定するマテリアルの構造・性質をナノスケールで科学的に解明すること、(2)新規マテ リアルの持つべき機能を設計すること、(3)安全な製品の効率のよい生産方法を開発すること、について学 び研究します。高度な材料開発とともに、資源、リサイクル、エネルギーの問題にもマテリアルの観点から取 り組むことができる技術者の育成を目的とした教育を行っています。
総合システム工学科は、次世代自動車やロボットなどの先端産業で活躍する高度技術者・研究者になるために、機械工学と電気電子工学を中心とする複数分野の工学を学べる、今までにない新しい学科です。その素地を作るために数学・ 物理学などの基礎教育を重視して、少人数教育を積極的に取り入れています。