2014 年(平成26年)度学習・教育目標

機械知能工学科

◆機械知能工学科(機械工学コース・宇宙工学コース)
A. 自然・人文科学と機械工学の知識を応用することで問題を発見し解決することができる。
B. 機械システムを創造することができる。
C. 機械工学の社会への貢献を考えることができる。
D. 機械工学の実践が社会に及ぼす影響を理解することができる。
E. 「ものづくり」に必要な協働作業をすることができる。
F. グローバルな展開・応用のための国際的な視点を持つことができる。

◆機械知能工学科(知能制御工学コース)
自動車、家電製品、ロボット、プラントなどさまざまな対象を人の望む通りに動かすための基礎知識となる計測・制御工学および情報技術を教育し、制御に関する幅広い視野を養うことにより、社会の多様な分野で活躍できる人材を養成します。それを要約すれば次のようになります。

(A-1)「技術に堪能なる士君子」として世界で活躍するため、国際性・社会性を有する深い教養と技術倫理を身に付ける。
(B-1)工学基礎科目を学習することにより、自然現象を科学的に理解する能力を身に付ける。
(C-1)機械工学、計測・制御工学、電気工学、情報工学をバランスよく学習することにより、工学システムに対し柔軟な発想で取り組める能力を身に付ける。
(C-2)実験科目や演習科目を通して問題発見能力・解決能力を身に付ける。
(C-3)実験における少人数教育により、問題解決に必要なチームワーク能力を身に付ける。 

建設社会工学科(全コース共通)

A「知識・理解」
 地球との調和が保たれた安全で豊かな都市と地域の創造および維持管理に必要な、建築と社会インフラ構築の知識・技術を修得する
 A-1 地球的規模で起こる自然現象の原理について特に数学と理科に重点を置きながら科学的に深く理解する
 A-2  建築学・建設工学分野のもの創りを支える9つの分野系、すなわち構造・耐震工学系、水工水理学系、土質力学・地盤工学系、建設材料学系、都市・交通計画学系、環境・景域デザイン学系、建築構造学系、建築計画デザイン系、建築環境設備系の基礎を理解する
 A-3 大学院、あるいは実社会において、十分な応用力を発揮できるように基礎学力を身につける

B「汎用的技能」
 グローバルな視野と深い洞察力を備え、国際的にも活躍できる建築学・建設工学分野の技術者に必要な問題解決スキルならびにコミュニケーション能力を修得する
 B-1  建築学・建設工学分野に関する実験・調査を与えられた時間と組織で計画・遂行・解析・考察する能力、およびそれらを総括しまとめる能力を身につける
 B-2  建築学・建設工学分野の専門的な知識・技術を統合して課題を組み立て、解決策を提案・実行する能力、および関連する環境問題や実務上の問題に対応する基礎能力を身につける
 B-3 それらの実験および演習を通じて、継続的な自己学習の習慣および問題を解決する能力を身につける
 B-4 科学技術分野において国際的に活躍できるコミュニケーション能力を身につける

C「態度・志向性」
 深い素養と豊かな個性を備えた「技術に堪能なる士君子」として、建築・都市そして文明社会の発展に貢献し続けるために必要な自己学習・研鑽能力を修得する
 C-1  地球的な視点および地域固有の文化・社会的環境を視野に入れた思考能力を身につけ、また、自己学習の過程を通じて技術者としての責任を自覚するとともに、専門的視点に立った責任ある説明・提案能力を身につける
 C-2  技術の社会および自然に及ぼす効果・影響を理解し、自然と共生し災害に強い豊かな人類の生活環境について考え、生涯にわたる自己学習・研鑽能力を身につける
 C-3 人々の健康と福祉および建設技術者の使命を支える能力と倫理的素養を身につける

電気電子工学科(全コース共通)

 
 電気電子工学科は,電気工学,電子工学コースで構成され,次世代のエネルギー,デバイス,電子システム化技術の基本を習得し,発展し続ける科学技術の進歩に十分対応でき,国際社会の中でグローバルな目を持ってリードできる技術者の育成を目指します.
 本学科の「学習・教育目標」は以下の通りです.

技術に堪能なる士君子となる素養の研鑽
(A) 豊かな教養や社会に対する責任感、国際的視野の習得。
(B) 電気電子工学の専門領域を理解するのに必要な工学基礎知識の習得と、それらを応用できる能力の習得。
(C) 電気電子工学に関する専門知識と、専門的課題を設定できる能力と、問題解決のために専門知識を「もの創り」に応用できる能力との習得。
(D) 物事を多面的・批判的に検証する能力と科学的に論理を展開できる能力の習得。
(E) 社会における工学的な課題を見つけ出して、自主性、計画性、チームワーク、コミュニケーションをもって課題を解決する能力の修得。

応用化学科

A .「技術に堪能なる士君子」として社会に貢献できる、深い素養を持つ個性豊かな人材を育成する。(技術者としての基本的思想と人格形成)
1.専門のみに偏らない広い学問的基礎を持ち、調和のとれた幅広い人間性を有する。
2.技術者としての倫理性を備え、社会的責任を果たすために自主的に問題を設定し、その解決方法を追求することができる。

B .科学技術に対してグローバルな視野と深い洞察力を持ち、専門分野における「もの創り」に取り組める基礎知識と問題解決能力を身につけた人材を育成する。(技術者としての基礎知識と学力の形成)
1.数学、物理、情報技術に関する基礎知識とそれらを応用できる能力を身につける。
2.有機化学、無機化学、物理化学、化学工学などの基礎知識を体系的に学ぶことで、継続的な学習力とそれらを応用できる能力を身につける。
3.基礎知識の修得に引き続き、応用化学の専門知識を学ぶことで、実践力を身につける。
4.修得した知識に基づき、自発的に実験や研究等を計画・遂行することで、解決手法のデザイン・実行力を身につける。

C.人類および地球との調和に貢献できる国際性と自立性を持つ人材を育成する。(国際性と自立性)
1.資源、エネルギー、および環境の重要性を深く認識し、これらと調和する「もの創り」を志向することができる。
2.共同作業を通じ、日本語を用いた論理的な記述力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を身につける。
3.継続的な外国語学習により、諸外国の技術者と共同作業が可能なコミュニケーション能力を身につける。

マテリアル工学科

 数学、自然科学、情報技術などの工学基礎およびマテリアルの構造・性質、機能・設計、及びプロセスについての専門科目を「マテリアル工学プログラム」に従って学び、以下の能力の修得を学習目標にしています。

(A)地球的規模でものごとを考える能力
(B)技術者として自然・環境および社会に対して責任のある自覚が持てる能力
(C)マテリアル工学を理解するための基礎的な数学および自然科学の知識の修得とそれらを応用する能力
(D)マテリアル工学の基礎知識および専門知識
(E)IT を活用して、マテリアルおよびものづくりの設計・調査・製作ができる基礎的能力
(F)相手の意見を聞いて理解することができ、それに対しての受け答えや自分の考えを相手にわかりやすく伝えるコミュニケーション能力
(G)技術者として国際的なコミュニケーションに参加できる基礎的能力
(H)ものづくりの一連の流れを修得し、実行に移すことができる基礎的能力
(I)チームの一員として、ものごとを成し遂げようとする能力
(J)与えられた課題に対し、自分でまとめることができ、文章で相手に意味を伝える能力

総合システム工学科

 総合システム工学科は、先端分野で活躍できる高度技術者・研究者になるために、機械工学と電気電子工学を中心とする複数分野の工学を学べる、先端的学際融合型の新しい学科です。その素地を作るために数学、物理学などの基礎教育を重視して、少人数教育を積極的に取り入れています。
 本学科の学習・教育目標は以下の通りです。

(A) 人文・社会科学を学び、広い視野でものごとを見ることができる豊かな教養を身につけます。
(B) 技術者倫理に基づき、技術者としての強い社会的責任感と判断力を身につけます。
(C) 数学、物理学などの基礎学力と情報技術に関する知識を備え、それらを柔軟に応用できる能力を身につけます
(D) 機械工学や電気電子工学を中心とする複数の専門分野をバランスよく学び、工学の複合的・融合的な諸問題に取り組める能力を身につけます。
(E) 技術者として新たな課題を自ら設定し、その課題解決に向け、リーダーシップをとって計画と実行ができる能力を身につけます。
(F) 国際的に通用するコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を身につけます。
(G) 確かな基礎学力と複数の専門分野に関する高度な知識を有した数学教員や工業教員としても活躍できる能力を身につけます。

人文社会系科目

1.目的
1)豊かな人間性をもつ真の教養人としての技術者の育成。
2)多様な視点から物事を判断する能力の養成。
3)自ら問題を発見し答えていく姿勢の強化。
2.目標
1)知識・理解
→ 人間科学基礎科目・人文社会系の各選択必修科目において、多様な人間、社会及び文化に関して理解する。
→ 人間科学基礎科目・人文社会系の「職業と社会」において、工学・技術が社会で果たす役割を理解する。
2)汎用的技能
→ 副専門人間科学科目・上級科目の各選択科目において、問題解決に必要な論理的・批判的思考力、分析力、説明能力を修得する。
→ 人間科学基礎科目・人文社会系の「日本語表現法」において、背景や文脈を理解して適切に説明できる日本語能力を修得する。
3)態度・志向性
→ 副専門人間科学科目・上級科目の各選択科目や、副専門人間科学科目・人間科学総合科目のテーマ別リレー講義及びリレーセミナー等において、自己を律する自己管理ができ、自発的な活動ができることを目指す。
→ 人間科学基礎科目・人文社会系の「日本語表現法」において、人々と協調でき、個人の能力も発揮できることを目指す。
3.科目の内容
・具体的内容については、各科目のシラバスを参照。
4.履修上の注意
・人間科学基礎科目・人文社会系の選択必修科目では、全体を三つの科目群に分け、学科ごとに当該学期の履修科目群が指定される、指定科目群制度を取っている。学期始めに配布される説明プリントを熟読し、各学期の開講日に、履修を希望する授業に必ず出席すること。

外国系科目(英語)
総合英語について(必修科目:1、2年次)
1.目的および目標
 1、2年次の必修科目である総合英語は、高校までに習得した英語の能力を、全ての技能について高め、国際的な視野を持つ教
養豊かな社会人としてふさわしいコミュニケーション能力を身に付けることを目的とする。
 総合英語AⅠ/AⅡ(1年次)については、口と耳によるコミュニケーション能力の涵養だけでなく、英作文とプレゼンテーショ
ン技能の基礎的訓練も行なう。きめ細かな対応が必要となるため、少人数クラス編成を行っている。
 総合英語BⅠ/BⅡ(1年次)は、総合英語AⅠ/AⅡと補完的に機能する科目で、読解力を中心に4技能を訓練する。読解力に
ついては、 CEFR B2 を参照した読解レベル(「自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的かつ具体的な話題の複雑なテクス
トの主要な内容を理解できる。」)を目標としている。

*CEFR: Common European Framework of Reference for
Languages(欧州共通言語参照枠)

 総合英語CⅠ/ CⅡ(2年次)は、総合英語AⅠ/AⅡやBⅠ/BⅡにおける学習内容を深め、応用力を高めることを目標として
いる。また、動機付けを高める要素としてテーマ選択制(「異文化理解」、「時事問題」、「実践英語」の三つ)としている。英語を
「使用」する意識を高める科目である。さらに、上級英語(選択科目)や各学科の英語科目への橋渡しとなる科目でもある。なお、
GPA の高い学生に対し、アドバンスト・クラスを設けている。

2.科目の内容
 総合英語A(会話、作文とプレゼンテーション。)
 総合英語B(読解を中心とする4技能。聴解、作文、プレゼンテーションなども行なうことがある。)
 総合英語C(総合英語A、Bを発展させた内容。三つのテーマからの選択制。)
3.履修上の注意
1)出席率が3分の2以上ないと、原則として受験資格を失う。(九州工業大学工学部学修細則 第11 条2)
2)開講年次に全て履修することを原則とする。再履修の場合、時間割上の制限が出てくるため、科目の開講年次に単位修得す
ることを強く勧める。なお、教員によって再履修の条件が異なる場合があるので、必ず担当教員に事前に相談すること。
3)編入生の場合、時間割上履修可能な時限を選び、必ず担当教員に相談すること。
4)必修科目、演習形式という性質上、定期試験のみでの成績評価は行わない。授業への参加態度、提出物なども主な評価要素
となる。

中級英語について(選択科目:1年次以上)
1.目的および目標
 総合英語A、Bと同時進行で履修できる選択科目であり、英語に意欲的な学生に対してさらなるメニューを提供することを主眼としている。レベルとしては総合英語と上級英語群をむすぶ科目である。意欲的な学生に幅広く対応している。
2.科目の内容
 多様な授業内容のメニューを用意しており、視聴覚授業、海外語学研修準備講座、等を随時展開している。外国人と日本人教師の双方が担当する。履修希望学生は各教員のシラバスを参照し、自分の興味とレベルにあった授業を選択する。
3.履修上の注意
1)同一科目の複数履修は認めない。(前期に中級英語Iを2コマなど)
2)演習形式のため、定期試験のみの評価はしない。

上級英語について(選択科目:2年次以上。下記参照)
1.目的および目標
 総合英語で培った能力を更に伸ばすのが上級英語の目的である。国際的コミュニケーション能力を高め、文化的背景についての教養を深めることを目標としている。
2.科目の内容
 これらはすべて例であり、詳細な内容についてはそれぞれの科目のシラバスを参照すること。
 上級英語A(会話、コミュニケーション能力など。英語母語話者が担当。)
 上級英語B(読解、作文能力、コミュニケーション能力など。)
 上級英語C(読解、聴解、批判的思考能力など。)
 技術英語 (工業英語など、専門的知識を英語で身に付ける。)
3.履修上の注意
1)履修する学生は、総合英語AとBを履修していることを条件とする。また、履修希望者が多い場合、人数制限を行う。担当教員の指示に従うこと。
2)演習形式のため、定期試験のみの評価はしない。
3)同一科目の複数履修は認めない。(半期に上級英語A を2コマ、など)
4)オールド・ドミニオン大学(アメリカ合衆国)夏季語学研修の単位振替は、履修していない上級英語科目分をもって行う。
5)TOEIC スコア(600 点以上)で上級英語科目への単位振替をおこなっている。詳しくは学生便覧を参照のこと。
(註)大学院においても英語(ラクストン)、総合技術英語(ロング)、国際関係概論(八丁)、批判的テキスト理解(虹林)を開講している。こちらを聴講(履修は不可)する希望の学部生は担当教員に連絡をとること。

外国系科目(初修外国語)
【外国語を学ぶ意義】
1.言葉の役割
 言葉は伝達の手段であるばかりでなく、思考の手段でもある。質の高い思考をするためには、良質かつ多くの言葉を持つことが不可欠である。言葉による思考は、認識の深化とコミュニケーションの遂行に重要な貢献をする。
2.言葉と思考
 人間の思考は、その人間が習得している母(国)語の思考形式に強く影響される。
 外国語の習得は、その言語の道具的使用にとどまらず、学習者の思考の枠組みを広げることに寄与する。また、これは言語一般の理解を深めることに寄与する。
3.言語と文化
 歴史的に見れば、一つの社会の文化的変遷は言語に大きな影響を与えてきた。
 文化のあり方は言語のうちに明瞭に表れる。逆に、言語はそれを用いる人間の思考を規定することによって、文化の形式をも規定する。
4.英語以外の言語を学ぶ必要性(真の国際性の養成)
 現代においては、ともすれば英語のみを学習すれば事足りるように考えがちである。しかし、英語だけを勉強して事足れりと考えることは、日本語による文化的思考の枠組みからは脱却できるかもしれないが、新たに英語による文化的思考の枠組みの中に限定されてしまう。
 日本の外の世界は多種多様の文化圏から成り立っている。英語以外の言語を学び、世界に多様な文化が存在することを知ることは、現代社会に生きる人間として必要なことであり、また、学生にそうした機会を提供することが世界全体の文化の普遍的な発展を目指すものとして大学に課せられた使命であり、真の国際性の養成にも通ずる。

初修外国語の選択必修科目について
初修外国語は、3科目(各1単位)が選択必修となっている。以下、初修外国語の履修の仕方について説明する。
 入学時の4月に「ドイツ語Ⅰ」又は「中国語Ⅰ」のどちらかを選ぶことにより、各自の初修外国語の必修科目は決まり、以後、
変更できない。
 1年次の必修科目は、ドイツ語を選んだ学生は「ドイツ語Ⅰ」(1年前期)、「ドイツ語Ⅱ」(1年後期)となり、中国語を選んだ
学生は「中国語Ⅰ」(1年前期)、「中国語Ⅱ」(1年後期)となる。
 2年次の必修科目は、ドイツ語を選んだ学生は「基礎ドイツ語B」となり、中国語を選んだ学生は「基礎中国語B」となる。
 中国語の履修を希望する学生は、4月の始業時に抽選を行うので、指示に従い申し込むこと。抽選結果は掲示板で知らせる。選
に漏れた学生は自動的にドイツ語を履修することになる。

 保健体育系科目
Ⅰ.「保健体育系」の目的・目標
1.身体、身体運動やスポーツ(Muscular Activity)についての科学的思考能力の育成
2.健康(度)や体力(フィットネス)の保持・増進
3.運動、スポーツ技能の修得
4.社会性やコミュニケーション能力の育成
5.運動、スポーツ文化の継承と発展
6.生涯スポーツへの橋渡し

Ⅱ.保健体育系における授業の方向性
 スポーツ運動学の実技において身体活動や筋運動を通した教授学習過程におけるシークエンスの観点からすると、以下の事が基本原則である。
 体育実技における教授・学習計画の基本法則
1.運動(スポーツ種目)強度
 「軽度から中等度をへて高強度へ」
2.時間(継続、実施)
 「短」から「長」へ
3.頻度
 「少」から「多」へ
4.量(強度 x 時間)
 「少」から「多」へ
5.タイプ
 「易」から「難」へ
 「簡単」から「複雑」へ

Ⅲ.保健体育系科目の種類
1.人間科学基礎科目:スポーツ運動学実技A およびスポーツ運動学実技B
2.人間科学副専門科目:健康スポーツ科学論
 「保健体育系」の目的・目標の理論的立場の教授と学習、さらなる応用的側面を講義では取り扱う。
3.リレー講議科目関連:リレーセミナー
 上記のスポーツ運動学の実技、講義の受講以降、実験・実習科目としても少人数による教育をおこなっている。大学院教育(生命体工学研究科 生体機能 生体適応システム講座)との関連で言及する内容を一部、講議・演習形式できるように実施している。それは「体力」あるいは「ヒトの適応能」の定量化実験を含んだ内容から構成されている。

人間科学科目(留学生)
1.目的
 留学生が速やかに大学の教育環境に適応し、日本社会に対する理解を深めることができるように、日本語と日本事情の教育を行う。
1)日本社会・文化について大学生として知っておくことが望ましい知識を獲得する。
2)大学生として必要な日本語の語彙や文法、読解力、聴解力を獲得する。
3)日本語での情報を正確に理解し、自分なりの考えを論理的に表現する力を養う。
4)自分なりの日本語学習の習慣を確立し、専門の学習に備える。
2.日本語と日本事情の科目の履修について
 日本語AⅠ、AⅡ、BⅠ、BⅡは1年次に、日本語CⅠ、CⅡは1年次または2年次に履修する。これらの単位は外国語系科目に振り替えることができる。
 日本事情A、日本事情Bは1年次または2年次に履修する。これらの単位は人文社会系科目に振り替えることができる。
 上記の科目の他に1年次から3年次の学生を対象にした日本事情C、日本事情D が金曜日に開講され、これらの単位を取得して人文社会系科目に振り替えることができる。時間割を参照して、履修を希望する者は最初の講義に必ず出席すること。